第16章 ※兎と2人の悪童
『っ!んん!?』
?「暴れないで。大丈夫?」
その声には聞き覚えがあった
花宮 真
灰崎「ああ?どこ行きやがった?」
灰崎の足音が遠くなると口から手を離される
『プハッ!花宮君?』
花宮「ごめんね?逃げてたみたいだから」
『ありがとう』
まさか助けられるとは思ってなかった夢は、フワッと微笑んだ
花宮「どうして逃げてたの?」
『それは…その…』
犯されそうになったからとは言えず、口篭る夢に花宮は少し微笑んだ
花宮「答えずらい質問してごめんね。ほら、行こう?」
『え…』
差し出された手をどうしようかと悩んでいると──