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無償の愛を君に

第16章 ※兎と2人の悪童


青峰「チッ…灰崎のヤロー!」

青峰は苛立った様子でもう居ない灰崎に文句を言う

赤司「春歌」

『ヒュッ…ハッ…や…ハッ…』

全員が灰崎に見える夢は、過呼吸を起こしたまま身体を引きづり、距離を取ろうとする

赤司「もう大丈夫だ」

赤司は優しく夢の目線に合わせて微笑むと、紙袋を緑間から受け取り口に当てた

赤司「いい子だ」

ヒューッヒューッと紙袋で息を整え始めた夢は、フッと意識を失った

青峰「!夢!」

赤司「大丈夫だ。気を失っただけだ」

黄瀬「春歌っちにショーゴ君が気があるのは知っていたっスけど…あの人こんな事するんスか?」

黄瀬の言葉にスッと全員が静まり返る
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