第13章 モデルの君と普通の私
黄瀬「桃っち酷くないっスか!?付き纏うって!」
桃井「いやいや、付き纏ってるよ。きーちゃん」
無自覚なの?きーちゃん
黄瀬「んー…何か見つけるとついつい声掛けたくなるスよ!」
『ひっ…』
小さい悲鳴が聞こえてきたけど、きーちゃんには聞こえてないみたい
桃井「きーちゃん…そろそろ教室に戻らないと授業始まるよ?」
黄瀬「え!?もうそんな時間っスか!?あーぁ…春歌っちに会えなかったっス」
しょんぼりしながら出て行くきーちゃんは…確かに犬だった
桃井「行ったよ。夢ちゃん」
コソッと机の下から出て来て、顔上半分だし教室内を見渡すと大きな溜め息を吐いた