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無償の愛を君に
第11章 悪童と神童
告白にも取れる言葉
誰も居ない静まり返る教室にチャイムが鳴り響く
『あ、授業…』
花宮「は?良いだろ別に」
『…あの、腕痛いんだけど…』
掴まれてる腕に視線を落とす
花宮「わっ悪ぃ…」
『ふふ、やっぱり優しいのね』
離された腕を摩る夢
その腕は少しだけ赤くなっていた
花宮「チッ…どうなんだよ?俺の事が知りてぇなら俺のものになるのかよ?」
『もちろん。私はいつも言ってるでしょう?花宮君が好きって』
花宮「うるせぇ!俺の事知っても逃げんなよ」
夢はクスクス笑う
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