第11章 悪童と神童
『それが花宮君なら私は逃げないわよ』
アッサリと答える夢
花宮「チッ」
『ふふ、“悪童”と“神童”が付き合うって皆が知ったらどういう噂が流れるのか楽しみね?』
その顔は悪戯っ子の様な顔をしていた
花宮「ハッ、お前も中々の悪者じゃねーか」
『あら、今更?私こう見えて意地が悪いの』
花宮は夢を見つめる
“神童”と言われる夢
けれど周りが言っているだけで周りは夢の本当の姿を見ていないんじゃないか?と
そして、それは自分自身も同じだった
花宮「テメェの事も教えろよ?俺だけじゃ不公平だろ?」
『ふふ、そうね』
“悪童”と“神童”の摩訶不思議な付き合いが始まった