第6章 誘拐
ナツside
エ「…ツ…ナツ…」
う…。
ウ「ナツさん!!ナツさん!!」
ナ「く…つつ…」
ウ「良かった…ナツさん…」
ナ「…!!ウェンディ!!エルザ!!」
エ「気がついたようだな。ナツ」
ナ「テオとルーシィは…!?」
エ「ルーシィは今は休ませている。テオは……行方不明だ」
ナ「!!」
エ「ルーシィには後で話を聞くつもりだ。テオと行動を共にしていたのはルーシィ1人だからな」
……くそっ…!!
『ナツさんも行きますか?』
テオの言葉が浮かぶ。
オレがあん時一緒に行ってりゃ…ちくしょう!!
カチャリ…
医務室のドアが開き、ルーシィがふらふらと出てきた。
ウ「ルーシィさん!!」
ル「…ウェンディ…ナツ…みんな……」
ナ「ルーシィ!もう大丈夫なのか?」
ル「…あたしのせいなんだ…あたしの…あたしのせい…!」
エ「ルーシィ!!落ち着け。まずは私達になにがあったか教えてくれないか?」
ルーシィは少しずつ話し始めた。