第6章 誘拐
ナツside
…………。
エ「どうかしたのか?ナツ」
ナ「あ?いや~?別に」
…おせーな…テオとルーシィ。
ウ「そういえば、テオさんとルーシィさん遅いですね」
ミ「そう言われれば確かにね。どうしたのかしら」
…もう少ししたら探しに行くか。
ドォン!!ドォン!!
ミ「な、なに!?」
ドガァァン!!
壁の一部がぶっ壊れた。
土埃にぼんやりと人影が見える。
ナ「てめぇらなにもんだ!!」
?「てめぇら?レディに向かって失礼ね」
エ「貴様等何者だ!!答えによってはただではすまんぞ!!」
?「俺らはただお荷物を届けに来ただけだ」
お荷物…だ?
?「ポイッとな」
小さなガキが投げやがったのは…。
全「ルーシィ!!」
ボコボコにされて傷だらけのルーシィだった。
ナ「おいルーシィ!!しっかりしろ!!ウェンディ!!治癒魔法頼む!!」
ウ「は、はい!!」
グ「なあ、テオは…どうしたんだ?」
!!!!!
エ「貴様等!!テオをどうした!?」
?「ん~?知らないよ~」
コイツら…!!
ぜってー許さねえ!!
ナ「うぉらあぁああ!!」
?「はいよっと」
なっ!?
いつの間にか俺の後ろに刀を持ったヤツがいた。
?「雷斬」
ナ「ぐああああああっ!!」
身体に電気が走り、麻痺した。
か、体が…動かねー…。
?「よっと」
エ「うあっ!!」
グ「ぬぁ!!」
グレイとエルザもやられちまった。
ナ「グレイ!!エルザ!!」
?「こんなもんでいいか?レジェンド」
レ「…ああ」
?「いこいこー」
ナ「ま…待ちやがれ…!!」
ヤツらの影は薄くなって消えた。
ちくしょう…ちく…しょう…。