• テキストサイズ

【ヒロアカ/轟焦凍】私のヒーロー、君のヒーロー

第9章 君のヒーロー


最後の障害物は、踏むと爆発する地雷が大量に埋め込まれている。

だが上を通れる楓風は何も気にすることなく、先程と同じ方法をしようとしたが、
今回は滑り台のように滑ると下にいる人からおしりが見えることに気付き、走ることにした。

爆豪と轟は、下でもめあっている。


『にしてもこの競技、私の個性にうってつけすぎないかな?
割と全部50%くらいの力で……って』
楓風はそのまま余裕でゴール、と思った矢先。

緑谷が、地雷の爆発を使って飛び出してきた。
空中を走っていた楓風は、呆気なく抜かされた。

今まで一位だったはずなのに、

一瞬で緑谷に抜かされてしまったのだ。

『っえぇ!!!!まじか調子乗った!!!!』

負担を最小限にするため、圧縮した道は細い。
このまま爆風を出すのは危険だった。
咄嗟に空気の圧縮を解除し、爆風での移動に切り替えるものの、緑谷に追い付くことが出来なかった。

結果、

一位 緑谷
二位 成瀬
三位 轟
四位 爆豪




となった。


『調子乗ったやらかした
余裕だと思ってしまったうあああ悔しい恥ずかしいいい!!』

「楓風お前、クソデク一位にさせてんじゃねぇ!!!!!!
呑気に上歩いてっからだろが!!!!」

『え何で私怒られてるの』

と勝己に謎に怒られる楓風。

爆豪曰く、デクに勝たれるのは許せない、らしい。


そしてテンポよく第二種目が始まった。

第二種目は、騎馬戦。

上位42名が、3~4人でチームを組んでやるというもの。

チームのメンバーの合計ポイントを首から上に付ける。

さっきの順位で下から5ポイントずつ増え、
なんと一位は100万ポイント。
楓風は心底喜んだ。

(まって私最高じゃない??
一番まともな点の中で大きくて、しかも二位の推薦。風と空気を操る個性、絶対皆わたしと組みたいでしょ!!
緑谷くん、抜かしてくれてありがとうね)
そう、楓風スイッチが入ると煽り度Maxになってしまうのである。

そして案の定、楓風と組もうと目を光らせる人達。
(でも私は…組んでくれるか分からない、けど!!)
だが楓風には、どうしても組みたい人がいた。
/ 106ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp