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時の流れるままに2

第9章 新たなる始まりと夫婦喧嘩


※ミントとミルク目線です!!
今日は、待ちに待った遊園地に遊びに行く日です…
お父さんとお母さんと私達…そして、グレイお兄さんと一緒に行くの!!
ゴーランドさんっていう役持ちの遊園地に行くんだって~
普段は他領土にはそんなに行かないし、家族そろっての外出は久しぶりだから楽しみだな~



でも…
「ねえ、お母さん!!」
「ん?」
「お父さんが…」
3人ともお父さん…ナイトメアの方を見ると、吐血して倒れていた…
グレイ兄さんが介抱している…
まだ、ジェットコースターコーヒーカップとコーヒーカップとメリーゴーランドしか乗ってないのに…
「あ~吐血だけなら大丈夫よ…いつもより吐血の量は少ないから…」
そうなんだ…良かった…
それに、お母さんの作った魔法薬があるしね…
グレイお兄さんが病院から受け取って来た処方箋を元にして薬を作ってるって言っていたから大丈夫なはず…
いつか、お母さんの様に魔法薬を作ることが出来ると良いな…



とりあえず、売店で何か食べる事にした…
「ミント…ミルク!!二人は何を食べるの?」
「私は、キャラメルポップコーン!!」
「私は苺クレープ!!」
「私は…「「ナイトメア様はダメです!!/よ!!」」ひっ酷いぞ…二人とも…」
「あはははは…」
「ナイトメア…私達はお弁当持って来たんですからそれを食べないと…」
そう言ってお母さんはお弁当を広げる…
今回もお母さんが作ったって言ってたっけ…
ずっと家族でいられたらいいのに…
でも、私たち二人はお父さん達と違って顔無しだから…
今は仮でクローバーの塔の所属だけど…
いつかは何処かの領土に属して暮らしていかないといけない…
まあ、いつかの事だからまだ考えなくてもいっか…
久しぶりの遊園地だもん♪楽しまなきゃ!!



そんな様子をナイトメアは無言で見ていた…
この子達はいつかゲームに参加しなくてはいけない…
多分、ユキも気づいているのだろう…
この間も塔の領土内にある学校のパンフレットを彼女に見せられたな…
その話はまた今度にしよう…
ナイトメアは、ユキの作ったお弁当を食べ始めた…
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