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時の流れるままに2

第9章 新たなる始まりと夫婦喧嘩


「グレイ兄さん!私はこっちのエリアを…」
蜥蜴「そうだな…では俺がここのエリアを…」
会合中は主催者側の人間として「なるべく争わない」というルールを守らないといけない…
あんなのはこの世界では無意味なんだけど…
限に…ドンッ!!…やっぱり…


抗争だ…
今度は帽子屋領の所かな…?
多分相手は…顔無しのグループか…
多分…顔無しの連中が何かしたな…?
私は咄嗟に物陰に隠れた…
魔法の手紙でグレイ兄さんに連絡を入れる…
手紙が飛んで行ったのを確認すると…魔法でブラッド達の前に出て来た…
「会合中はなるべく争わない…というルールをお忘れですか?…ブラッド」
「これはこれは…魔女では無いか…」
「これは…マフィアの仕事だ…口を出すな…」
「ここは、夢魔であるナイトメア=ゴットシャルクの領土ですよ?そういったお仕事は、余所の領土で行ってください…」
思い切り睨むと…ブラッドは笑い始めた…
「君は…変わったな…」
「ブラッドは…変わらないわね…」
私は近くに居た部下に後始末を頼むと…今回の事の報告をしに塔に戻って行った…



多分、私の部下と帽子屋ファミリーの連中が何とかすると思うから…
厳重注意って事だけになるとは思うんだけど…
とてつもなくグレーゾーンに近いな…
ピアスは今頃プレゼントを運んでるんだろうな…
毎回思うけど…血が見えてるんだよね(汗)
最初見た時、ナイトメア様がまた吐血したのかと思って本人を探し回ったっけ…
もうちょっと上手く隠せないのかな?
でもピアスだから…無理か☆
あの子、アホの子だもん←



という事を考えながら歩いていると、塔の執務室の入り口に着いた…
アリスと子供たちも居る…
「ナイトメア…」
「ユキか…」
先程の出来事を報告した…
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