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時の流れるままに2

第9章 新たなる始まりと夫婦喧嘩


会合が始まる少し前…
私はナイトメアの隣の席に着く…
結婚してからはその席が私の席だ…
子供達は後ろの席で…
反対の席にはグレイ兄さんが座っている…
「ねえ、ナイトメア…」
「どうしたんだ?」
「子供たちの事なんだけど…」
「遊園地か…良いだろう…」
「本当に?」
後ろの席では子供たちがガッツポーズをしている…
「ありがとう♪」
そう言うとナイトメアのほっぺに軽く触れるだけのキスをした…
周りの役持ちや顔無したちがこっちを見ている…
ハートの城の席に居たアリスも顔を赤くしながら見ている…
ペーターが今にも銃を構えようかと時計を握りしめている…
後ろに居る娘たちは見てないふりをしている…
「なっ!!何するんだ!!」
ナイトメアは顔を赤くしている…
ちょっとやりすぎたかな…
「すみませんでした…ナイトメア様…この時間帯の会合の書類は…」
私は書類を手渡す…
「あっああ…これだな…」
「ナイトメア様…カンペはこれです…」
「くれぐれも、子供たちにカッコいい所を見せようとしてカンペを読まずに議事進行を行うのだけはやめてくださいね?」
そう言ってニッコリとほほ笑んだ…



会合がお開きになった後…
「ユキ!!」
「あっアリス姉さん!!」
「久しぶり!!この子達がミルクとミントね♪ナイトメアとユキの小さい頃にそっくりね…」
アリスはダイヤの国の彼らを思い出し…ミルクとミントの頭を撫でた…
「ふふっ可愛い…」
「あっそうだ…少しの間、この子達を預かって貰えませんか?これから1時間帯位グレイ兄さんと一緒に塔の領土内を見回りに出かけないといけないので…」
本当は、ナイトメアに面倒を見てもらおうと思っていたのけれど…
アリス姉さんが預かってくれるのならありがたい…
「ええ、良いわよ…行きましょう?ミント♪ミルク♪」
ミルクとミントは笑顔でうなずいてアリスの手を握った…
「ミント…ミルク…くれぐれも、アリスお姉さんを困らせたら行けないからね…あと、魔法と心を読むの禁止です!!…分かったわね?」
2人が頷いたので…ユキはテレポートしてグレイ兄さんの居る所に向かった…
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