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時の流れるままに2

第9章 新たなる始まりと夫婦喧嘩


「ナイトメア様!!彼女は…」
「寝ているよ…お腹の子も無事だ…」
「良かった…」
「そろそろ子供の名前を考えないとな…」
「その前に、病院行って仕事をして…父親らしい大人になって下さい…」
グレイは、ナイトメアを担いで行った…
「う~吐く…」
その後、グレイの怒号とナイトメアの悲鳴が塔の中に響いたという…



あれから数時間帯後…
双子の女の子が生まれた…
片方は兎耳の生えた子で…もう片方はウサギ耳が生えてない子…
2人とも可愛かった…
「名前…どうしようかしら…」
「わっ私が考えたぞ!!兎耳が生えている方はミミで、生えてない方がウサ…」
「…どう思いますか?グレイ兄さん…」
「ナイトメア様…ちゃんと考えてください…」
「ミントとミルク…は?」
グレイ兄さんが持ってきたミントの葉とホットミルクを見てユキが言った…
ミントは…クローバーの塔と同じ緑だし…かといって、クローバーって名前はやめた方が良いし…
何より、ナイトメアに顔が似ているしね…
ミルクは…白いウサギだからかな…
この名前って…ダメなのかな?
かといってミミとウサはあれだし…
…グレイ兄さんはどうなのかな?

「いや…それは…」
「流石に…」
やっぱり夫婦そろってネーミングセンスないのかな?
特にナイトメアが…
「なっ!!私はそんな事ないぞ!!何だって…私は出来る男だからな!!」
「あっそう…ミルク…ミント…お父さんの悪い所は似ないでね~」
そう言うとミントの方をナイトメアに抱かせ…ミルクを抱っこした…
2人の子供は笑いかけている…
名前は、ミルクとミントで決まりかな…
グレイ兄さんなんか、この子達を見てカワイイを連呼してる…
ナイトメアは優しい目でミントを抱っこしている…
この子達は一応顔無しだ…
でも、私達にはこの子達の顔が見える…
もしかすると…この時からこの子達の能力はおぼろげに決まって来たのかもしれない…
これも運命なのかな…
とりあえず、病弱は似てないみたいだから…いっか…
何か、ナイトメアが抗議してるみたいだが…ほっとこう‥
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