one piece of my Dream [ワンピース]
第1章 愛してる
『いくらしんが強くても、鍛えた男に力で勝てるわけがねぇ。
だから、お前は俺の後ろでしっかり守られとけ』
………そぉいえば、最後にキヨと稽古したとき、そんなことを言われたっけ?
本当にそぉだな。やっぱり男にはかなわない………
キヨ。ごめん…………………
「……キヨ……キヨっ!!助けて!!…」
ガシャン!!!
突如、響いた音に驚いてトシに力が入る。
「…俺がいねぇあいだに…
…なぁにしてんだ?…トシ?」
そのあとは本当に目にも止まらぬ早さだった。
一瞬でトシを落として、僕を助けたキヨは、
『ごめん、ごめんな』と、何度も謝って、
僕をきつく抱きしめた。