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one piece of my Dream [ワンピース]

第3章 警戒




ひと通り、チョッパーの案内も終え、

僕たちは図書室でゆっくりしていた。

「やっぱり、なんて書いてるか僕にはわからないや」

本を取り、めくってみるが読めなかった。

「しんの世界の文字とは違うのか?」

僕の横で床に寝転がりながらチョッパーはダラダラしている。

「うん。全く」

「そぉか…………それより、しんは

…なんで女なのにボクって言うんだ?」

「ん?………それは、僕の周りが

そぉさせたのかな?……………って、よくわかったね。

僕が女だって」

大抵は『綺麗な男の子』と言われるくらいだった。

「医者だからなっ」

少し嬉しそうにチョッパーが笑う。

「だね。ほかのみんなは、男だと思ってるよ」

そっちの方が楽だ。

「なんで言わなかったんだ?」

「いう必要が無いと思ったから。

男所帯で育ったから、そんな事気にしたことがなかったなぁ」

暖かい日差しの差し込む窓を見つめ、欠伸をする。




少しウトウトしだして、まぶたを閉じる。


…………………。


「……っ!」

誰かの気配に目を覚ます。

チョッパーはまだ夢の中のようだ。

ドアの方へと視線を移すと、

「おっ、こんなとこにいたかクソガキ……」

サンジが入ってきた。

「……って、なんて目、してんだよ!」

「あっ!すみません。

……どぉしたんですか?」

まだ、なれない気が僕の神経を尖らせる。

あんな環境で育ったから、毎日気を張ってばっかりだった。

「どうもしねぇよ。

ただ、うちの船長がお前が消えたァってうるせぇから探してたんだ」

まぁ、いるならいい。と、来た道を戻っていった。

「……………。…」

………寝よ。

再び目を閉じた僕が、あと、7回同じことで目を覚ましたのは言うまでもない。

最後にはルフィが来て、結局今は隣でチョッパーと一緒に丸くなって眠っていた。



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