第3章 03 ※相澤
「(この先生、優しいんだ…)」
「オレみたいなオッサンが相手で悪かったな…」
そう言って唇を軽く重ねた
何度も軽くチュッチュッっと唇を重ねると呼吸が少しずつ乱れて思いがけず口を開いてしまう
その瞬間を逃さないように舌がぬるりと入り込んでくる
「んっ…ふっぅ…」
角度を変えヌルヌルと私を刺激する
少し目を開くと相澤先生と目が合いドキリとした
唇が離れるとツーっ糸が伸びる恥ずかしくなり口元を抑えると相澤先生は優しく笑った
「神楽と呼ばれるのと凛って呼ばれるのどっちが好きだ?」
「はぁっ…っ…凛って読んでもらいたいです」
「凛、緊張するな今回は優しくしてやる」
キスの雨が私に降り注ぐ額、瞼、頬、口…チュッチュッといやらしい音をさせる
もう一度深いキスをされる突然ゴロンと押し倒される
頭を打たないように左手で抑えながら押し倒され本当優しいと思った
なのに、私の身体は突然熱を帯び始めたように熱くなる…
「あ、相澤先生…か、体がおかしい…です…ハァハァ」
分かっていたかのように、相澤先生はプチプチとワイシャツのボタンを外していく
その手先の動きがとても手早く慣れていることを感じさせるのには充分だった
「校長からお茶菓子貰ってたべたろ…」
「ハァッ…んっ…貰いましたぁ…」
自分でもなぜ涙目になっているのか分からずに相澤先生を見つめて答える
「切なそうな顔でオレのこと見るな…お互い校長に盛られたんだろ…事が進みやすいように…」
するりと背中に手が入ったと思ったら胸の締め付けか、なくなりパサりと胸が顕になる
身体に自信がなく胸をさっと隠そうとしてしまう…けれど、それは読まれていたようで手を抑えられ阻止されてしまう
「はぁ…最近の子は発達が良くて本当目のやり場に困る…生徒だと思えば何とも思わないが、許可があって公式にしてもいい相手だとやっぱり…」
「あ、相澤先生…は、恥ずかしいです…」
色気のある顔に恥ずかしくなりギュッと目を閉じてしまう
「その言葉も行動も男を喜ばせるのには充分だ…覚えておけ…」
「相澤先生ぇ…」
「なぁ、凛さっきも言ったがオレも薬を盛られている…あの校長は本当に切れ物だ…っ!」
もう、身体があつい…キスをしたいそんな事考えていたら自分から相澤先生にキスをしていた