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想像の種【R18 ヒロアカ】

第11章 11




「で、でも相澤先生…林間合宿ってヒーロー科の行事ですよね?」
「個性強化の行事だな」
「だったら、私には関係ないですよね?」
「『普通』のサポート科の生徒だったらな」

そう言われて視線が泳いでしまった。特別待遇の私は『普通のサポート科の生徒』と言うか枠からは確かに外れている。
出久くんの一件で私の個性は伸ばす必要があると判断されてしまったのかもしれない…けれど、私の個性は誰かの力を借りないと発動なんて出来ない無個性と一緒だ。
不安な顔をしていたのか相澤先生は私の頭を撫でて毛先まで撫でると優しい笑顔を向けてくれた

「凛…約束通り家まで送る」
「ありがとうございます…相澤先生」

顔が赤くなっているのをきっと見られていたと思う。相澤先生の大人な態度に私はいつもドキドキさせられて…けど、私のために感情的になってくれたり少し子供っぽ姿もあってもし、普通の女の子であったら相澤先生に恋をしていたのかもしれないと思った。

けれど、私の恋心は体を重ねた人なら誰でもそう思う…ただの本能でしか無いんだと私は分かっていた。

最近は体がやけに疼く…あの、先輩に犯されかけた時から私の体は変化してしまった。個性の為ではない鋭児郎くんとの行為も、何度も出された出久くんとの行為も私の手からスタートさせた。
入学前のあの日に『この行為が好き』と確信したのは間違いでは無かったかもしれない

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