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想像の種【R18 ヒロアカ】

第8章 08




「え…どうしたの?爆豪くん…急に…」
「…うるせぇ、黙ってろ凛…オレだったらその先輩一瞬で殺してやったわ」

その静かに発する声に私は言われた通りに黙った、そして、物騒ない言葉に驚いた…けれど、鋭児郎が言っていた言葉は本当かも知れないと心が少し暖かくなった。
爆豪くんはいつもいい香りがする抱かれているといつも心地の良い気分になる…。
少しして離れると爆豪くんは少し赤い顔をしている。

そして、小さな袋を差し出しこれやると無愛想に言ってきた


「ありがとう…あ!ちょっとまって!!」
「あ゛?」
「そんな、怒らないでよ…」


冷蔵庫を開けていちご牛乳を取り出し爆豪くんに押し付けた。


「怒ってねぇーわ、いらねぇよ…こんな甘いもの…」
「私、好きで…冷蔵庫にこれしか入ってなくて…」


受け取ってもらえず悲しそうな顔をしてしまった。
すると頭に手を置かれ髪の毛をぐしゃぐしゃにされ

「わっ…やめっ…んっ」

爆豪くんは突然私をのぞき込みいちご牛乳を受け取るついでに私にキスをした。
そのキスは大人のキスで凄く甘く舌が入ってきたと思うとコロンと固まりが口に移されたと思うと、いちごみるくの味が口いっぱいに広がった。
ニヤリと笑う爆豪くんを見て私は顔を真っ赤にしてしまった。

「表情…コロコロ変わって相変わらず面白ぇ」
「は、爆豪くんが!!」
「ハッ…凛好きだろそれ?」
「…っ!!好きだよ!!」

そう言うとまた爆豪くんの顔が少しだけ赤くなり満足した表情になった。そして、くるりと扉の方を向きじゃーなと言って扉から出ていってしまった。
渡された袋を開くといちごのクッキーとオープンハートのモチーフが付いたブレスレットが入っていた。
爆豪くんと結びつかないデザインに驚きを隠せなかった…けれど、それを付けるとすごく可愛くてすぐにお気に入りになってしまった。ブレスレットを見ながらいちごのクッキーをぱくりと1口食べると予鈴のチャイムが聞こえ慌てて鍵を閉めて教室に走っていった。

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