第7章 07
そう言われて一方的に電話は切られた。
渡すもの…と考えていると電子レンジからパスタが出来上がる音がして。容器からお皿に移し席について食べ始めた。
一人で食べるご飯はぜんぜん美味しくなかった
食べ終わりLime画面から相澤先生を出し電話をかけてみるコールするが出ることはなく仕方なく電話を切り薬をプチりと出し水と一緒に流し込んだ
タランタラン
気の抜けるような音でスマホの画面を見ると相澤先生からだった。
通話ボタンを押して部屋の電気を消し布団に潜り込みながら電話をする
「もしもし」
「会議で出れなかった…電話どうした」
「いえ、今日のお礼を言いたくて…ありがとうございました」
「ん、オレこそ助けられなくて悪かったな…もう、落ち着いたか?」
「はい。」
「そうか…凛…」
「今日は、怖いことも嬉しいこともありました…相澤先生のクラスの人は皆…素敵なヒーローになると思います。」
「ああ…今日は疲れただろ…ゆっくり休め」
「ごめんなさい…もう…眠くて…」
「ああ…おやすみ」
そう言ってスマホを充電器に差し込み
瞼を閉じた。