第6章 06 ※切島
「言えねぇよ…凛は苦しむだろ?だれもそんな事望んでない」
「痛くしたり…酷いこと言うのは?」
「爆豪のこと?」
「だけじゃ無いけど…」
爆豪くんだけではない…けれど、酷いことされたり言われたりするのに好きと言うことが信じられなかった
「独占欲だよ…オレも今日したくなった…ダメだ!!考えるとしたくなっちまう!!…ってか…今まで担当したクラスのヤツらみんな凛を優先してたろ?」
「うん…確かに…」
「それ、別に…モノが欲しいだけだったらそんな事…って…もう言わねぇ」
「どうして?」
「…他のやつに凛を渡したく…なんでもない!」
そう言ってまた私を抱きしめててくれた。
鋭児郎が言ってくれた事で私は納得出来た気がする…
確かに、サポート具が欲しければサッと終わればいい…けれど、みんなそうしなかった。
私は自惚れてもいいのかもしれない…。
2人で服を着て研究室の扉から出て下駄箱まで向かう。
途中、他愛もない会話をして歩き一緒に帰る約束をした…けれど、クラスが違うから下駄箱は離れていて各々自分の靴を取りに行く
すると、私の下駄箱の下で座っている人がいた