第40章 40※ホークス
「続きして良い?」
「うん」
「また、いっぱい気持ちよくしてあげるね」
その言葉に体が疼いた。けれど甘い時間は、ピザの到着によってストップをかけられてしまった。
「ピザ届いたみたい…服着ないと…」
「オレが出るよ」
「え?良いの?」
「任せて…けど、オレも全裸だから着ないと」
そう言って下着とズボン、タンクトップを身につけたホークスは玄関へと歩いていった。
「ピ○ーラでーす」
「待ってましたー」
「え!?ホークス!?うわー!ファンです!!」
「ありがとう」
お金を払い、握手を求められてサインまでしてバイバイと手を振って別れていた。
ファンサービス良すぎて神対応って言われるの分かるなと扉の隙間からのぞいてしまった…
ホークスが戻ってくるまでの間に私もサラリとワンピースを羽織り冷蔵庫からお茶のボトルを2本だして机の上に置いた。
「お待たせ…食べようか」
「お金は?」
「オレ、稼いでるから」
「ご馳走様です。」
「はい。召し上がれー」
パカリと箱が開けられてピザの良い匂いがする。1ピース取りパクリと口に入れればチーズの味が口いっぱいに広がった。
ホークスを見れば片手で缶を掴みプシュっと音を立ててビールを開けていた
「片手で開けられるの!!すごい」
「スマートな男なんで」
そう答えると、口に缶を近づけて美味しそうに飲んでいた。
私にはまだ分からない世界の飲み物を飲む姿は違う世界の人なんだと感じた…
「私が大人だったら、ホークスとお酒飲めたのにな」
そう言うとホークスは目を丸くして驚いた顔をした。その顔に首を傾げる。
「20歳になるまで我慢。…初アルコールはオレと飲もうね」
その言葉を聞いてニコリと笑い頷いた。