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想像の種【R18 ヒロアカ】

第39章 39※ホークス






「大丈夫…1人で入れるからっ」
「無理しない無理しない」



そう言って、私は浴室へ連れて行かれてしまう。暖かいお湯をかけられてたくさん泡立てられたボディーソープを体に塗られて洗われていく。
首、腕、足…ゴシゴシと強めにされて少し痛かった。胸を洗われる時に意地悪されるのでは…と不安になったが杞憂だった



「変なことすると思った」
「して欲しかった?」
「ち!ちがうよっ!!」
「顔真っ赤…」



ホークスに揶揄われて顔を赤くして、少し拗ねて…。それなのに、私たちは恋人では無い。
そう思うと少し寂しい気がした。


「こんな事ホークスに言うの変かも知れないけど…ホークスは、キスマークとか身体に残さないんだね」


その質問に手が少し止まったがまた、ゴシゴシと洗い始められる


「…残して欲しかった?凛ちゃんがして欲しかったらしてあげるよ?」
「私は…あと残されたら嬉しいけど…。けど、あの、ホークスに痕を付けたくなった…よ?」


そう言うとホークスは笑って私の前に座り鎖骨辺りをトントンと指差した。
視線を合わせれば“どーぞ”と言って私はその場所に唇を触れさせチュッと強く吸った
赤く残る鬱血は私の心を少しだけ満たしてくれた。


髪も体も綺麗にしてもらいお風呂から出た後も体を拭いたり着替えさせてもらったり、髪の毛を乾かしてもらったりと全てのことをホークスがしてくれた。
私がした事と言えば歯を磨いた事と軽いメイクくらいだった
リビングに運んでもらうと部屋が綺麗になって、机にはお茶菓子が置かれキッチンにはお茶を入れるための用意がされていた。
そして、ホークスはいつの間にかヒーロースーツを着ていた。


「綺麗になってる…すごい…」
「剛翼で綺麗にしてみました」
「ありがとう。私本当ダメダメで…」
「いや…元はと言えば“ダメ”な理由はオレにあるし…」





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