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想像の種【R18 ヒロアカ】

第35章 35





夕食はコース料理だった。窓からパークが眺められてとても綺麗だった…
けれど、料理を口に運んでもなんの味もしなかった。早く家に帰りたいなとその思考ばかりだった
なんで、あんな迷惑になる行動したんだろう

「今日はお疲れ様でした!ホークスさんも凛ちゃんも最後までありがとうございました」
「撮影すごい楽しかったです。ありがとうございました」
「いつ発売でしたっけ?問合せすごいみたいで…」
「SNSのですよね?あれは格好良すぎますよ。また発売日確定したら連絡します!もしかしたら、今月に前倒しするかもしれません。」

そんな会話をホークスとスタッフさんは言っていた。私はと言えばお礼を伝えてお土産にと今日着ていた服とお菓子を貰った。ホークスから貰った人形、ポップコーンケース、カチューシャ、パスケース、着ていた服を合わせたら荷物が思ったよりも多くなってしまった。
ホークスはヒーロースーツに戻っていて見慣れたホークスになっていた

家に帰るにはまた彼に抱かれなければならないのが憂鬱だった。
お姫様だっこをされてふわりと浮き上がる。
あんなにもドキドキした事も先ほどのことがあった今気まずくて辛かった



「凛ちゃん送らないとなんで先に帰りますね」



そう伝えるとまた、すごいスピードで進み始め一言も喋ることはなかった。あっという間に家について、いつも通りバルコニーに下された。

「オレも入っていい?」

その言葉に目を細めた、彼は私に気を使ってるんだそう思うと告白をした事が本当に申し訳なくなってしまった。

「大丈夫…ごめんね」


その言葉に嘘は無かった。
ただ、ずっと一緒にいて欲しかった…
ホークスが部屋に入るのを確認して窓の鍵を閉めた。


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