第24章 24
ガチャリと扉が開く音に身体が強張った。
扉から入る、白くて綺麗な足、短めのスカートと制服をみて違うと分かると心から安心をした。
敵連合に唯一いた、女の子だった。
「なんかこの部屋、臭いし汚いです…はぁ、弔くんも荼毘も大切な時に遊びすぎです!…けど、この子お顔はかーいー子です!」
そう言って手に持ったラジオを机に置き、私に近づき顔を覗き込む。ペットボトルをベッド置きどーぞと嬉しそうに笑った。
「喉渇乾いたよね?…お水どーぞ」
「あ、ありがとう…ございます…け、けど、私手が縛られてて」
そう言うと私の背後を覗き込みわー!と歓声を上げ、ペットボトルの蓋を回し封を開け、口へと近づけてくれた
「お洋服着てないね」
「…壊れてしまって」
「弔くん?」
「…死柄木…」
「弔くんだ!」
妙なテンションの会話が今の状況とあっていなかった。ニコニコと笑い私の事をみてペットみたいでかーいーと言い、挙句、水を丁寧に飲ませてくれた。