第1章 前編
「?」
その変化に気づいたのは悟天よりもトランクスの方が先だった。
トランクスはこの時初めてを見た。
二人の視線が交わる。
「え?」
悟天もの方を見る。
そこには、トランクスの方をただじっと見つめているがいた。
「……トランクス」
小さく、だが確実にの口から出た名前。
「!?」
トランクスの顔に動揺が走る。
「!? 思い出した? トランクス君だよ!」
しかしには悟天の声が遠く聞こえていた。
「……いや」
頭をゆっくり振りながら小さく呟く。そして、
「!?」
トランクスが叫びに駆け寄る。
の意識は、そこで途切れた……。