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full of love(気象組BL)

第3章 3話


雅美「あらあ、翔くん久しぶりね?」
翔「お久しぶりです。叔母さん。」
と挨拶すると叔母さんが目を見開いた。
雅美「まーくん....?」
翔「え?」
雅美「貴方本当にまーくんなのね?」
翔「叔母さん....もしかして雅紀のこと....。」
雅美「貴方に逢えて嬉しいわ...まーくん。」
雅紀「母ちゃん....。」
雅美「立ち話もなんだし、中へどうぞ?」
翔「お邪魔します。」
と中へ入り、仏壇は向かった。遺影は相変わらず笑顔の雅紀。
チーンと鳴らし、手を合わせる。
翔「(幸せが来ますように...雅紀がずっと俺の傍に居てくれますように。)」
と唱え立ち上がった。
雅美「まーくんずっと翔くんの傍にいたのね?」
雅紀「うん!心配であっちにずっといられなくて現世に来ちゃった...まさか母ちゃんが見えるなんて驚いたよ...。翔ちゃん以外誰も俺の存在に気づいてくれなくてね....。」
雅美「愛ってやつかもね?」
翔「愛か....。愛って偉大ですね。愛があるから俺も雅紀が見えるのかな?」
と答えて聞こうと思っていたことを聞いてみることにした。
翔「少し質問いいですか?」
雅美「なあに?」
翔「俺....雅紀のこと忘れてるみたいなんです....。俺の身に何があったのか教えてくれませんか?」
雅美「翔くんにとっては辛い過去かもしれないわ....。覚悟は良い?」
翔「覚悟は出来てます。雅紀のことが知りたくて来ました。」
と答えて聞く姿勢を取った。
雅美「雅紀がなくなったのは7年前...20歳の時よ...成人式の一週間前に亡くなったわ....。」
翔「1月7日か命日...。」
雅美「雅紀は修学旅行をとても楽しみにしていてそれまで頑張って治療してその願いが叶ったのか、修学旅行の当日はとても元気になったの。」
翔「あの修学旅行の写真はそういう事だったのか....。」
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