第10章 こわい夢
ぶおお~~···。
(あたたかい)
人に触れられるのは、主様以来
天音さんの手は小さいけど、優しく
うつら。うつら····
「落ち着く····ぐぅ」
「シグマさん?···って」
カチッ
「ぐぅ····すぅ···」
(後ろに倒れて来たからびっくりした。···このままだと風邪引いちゃうな···。仕方ないが起きて寝室案内するか)
ぺち··ぺち
「シグマさん。風邪引いちゃうから寝室行きませんか?」
「んぅ~···」
「あっ起きましたか?··!」
ぎゅむっ
「すぅ···」
「私を枕だと勘違いしてるのか?!···シグマさん一緒に寝室行きましょうね」
ゆっくり立ち上がり部屋を出る
どさっ
「このベッドでおやすみなさい」
私は部屋を出ようと歩き出したら
「行かないで···」
「シグマさん?」