第4章 よつば
コツッ···
「作之助··さくのすけ···」
「の···すけ··」
「織田作之助···」
「おだ···さくのすけ···」
ふわっ
「よく、出来ました···聞き耳はいけないぞ太宰」
「織田作は天音が好きなの?」
なで··
「そうだな···もし俺に子供がいたら天音に面倒見てもらいな」
「織田作···」
それ
明らかに、
天音が好きじゃん
「お前もそろそろ寝ろ、他はみんな寝てるぞ」
「わかったよ」
「···添い寝してやるか?」
「いらない」
「本当は?」
「···天音にしてもらいたい」
「ならば明日だな今はシグマが優先だ」
「シグマね··鼠と一緒に住んでる子」
「色々あるんだ」
「私もだよ、色々あるの」