第3章 きらきら
「どうぞ~♪」
ごうぅん···
「わぁ、飛行船みたいにゆっくり上に上がるんだね」
「ふふっ、シグマさん楽しそう」
「···ずっと、空に憧れていた」
「·····」
「ずっと地に裸足で歩いていたからね、主様に救われてから空を知ったんだ。ずっと空を飛びたいって、でもたまには地に足を付けるのもいいね」
「わたしも」
「えっ?」
「私も地に足を付けるよりも空を飛びたい気持ちが膨らみますよ、そうだ座ってくれますか?」
「う、うん(天音も私と同じ)」
空を見たい
カサッ
「先程のお店で見つけたんです。ピアスホール失礼」
「ピアス?」
パチン
「出来上がりましたよ」
鏡にうつるのは、天音と同じ海色をしたピアス
「これは?」
「以前にシグマさんからピアスを付けて貰いましたが··フェージャに言われたんです」
ーーーーー····