• テキストサイズ

天空カジノ支配人 -儚い-

第3章 きらきら




「シグマのピアスを探してあげてください」

「ピアス··ですか、分かりました!」

ーーーーー····

「似合ってますよ」

さらっ···
「天音のピアスは···」

「シグマさんの綺麗な瞳の色を付けました」

「私の瞳は··天音より綺麗ではないよ」

「綺麗です」

「私の手は血みどろだよ」

「私が重なれば淡くなりますよ」

「私は···人を殺す、主様だって···道化師も···それでも」

きゅっ
「シグマ、貴方が殺しをして手を汚しても私はそれを薄めますよ」

とぷん


沈む


深いふかい海に沈む。



ごぼぽ···
(息が···出来ない、あれは···)



パタッ····
「天音···」

「はい」


観覧車が頂上に差し掛かる。
夕日がゆっくりと沈む
光がふたりを照らす

「私との繋がりをください···天音の全てを"天人五衰"のシグマに···ください」

パタッ
「····はい////」

静かに観覧車が降りる
/ 120ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp