第3章 きらきら
「普段は飛行船から空を見てましたが、乗り物ひとつでも景色は変わるんですね!」
「シグマさん楽しんでるようでよかったです!」
「天音、私のお願いを聞いてくれますか?」
「どうしました?」
「今は私の天音、その··言葉も普段通りじゃなく···砕けたように会話しようか!」
「は、···うん!」
また1ページ作られた
「次は、ちょっとだけ歩こうか?」
「そう、だね··うん歩こう!」
普段使い慣れない言葉がこんなにあたたかいとは
「歩きながら次に乗る物を見つけよう」
周りは騒ぐ。
騒ぎが嫌ではなく、皆がページにいる
「シグマ」
「えっ··今」
ぽぽ
「普段は"さん"ですから今日だけは··ね?」
ぽぽぽぽ···
「う、うん!」