第2章 At
ふるふる
「だ···だめ···お姉ちゃんはだめ!(恥ずか死ぬ!)」
きゅん
(お姉ちゃんなんて初めて言われた···)
きょとん
「親戚の子よ···」
ひょい
「うわっ!(やばい!)」
ふわっ
「君は大切なお姉さんを守ったね、とても面白い」
わなわな
「あぅ···(天音とは違う赤い目··主様より綺麗だ···!って何見惚れてる!)お姉ちゃん··!」
カシャ
「あっ、ごめんなさい···おふたりの姿が··親子みたいで(髪の毛もどこかしら似てるからか···)」
ふむ
「なら、私が父親で天音は母親だね、親戚の子よ··私達の子供になるかい?」
ふるふる
「····や」
「恥ずかしがり屋なのだね、冗談はここまでにして私は向かうよ」
「何処かに用事が?」
「あぁ、フョードル君に呼ばれていてね」
「あの!」
「なんだい?」
「この事は、3人の秘密にしてくれますか?」
「···(欲しい)」