第13章 恋のおとがした
ぱらっ
(あの時言いかけた言葉なんだろ)
···ふわっ
「あっ。」
開いた扉から来たのは澁澤さんの龍だった
ふよふよ
「みゃ~~~~~」
「どうしたんだい?(天音の匂いが強いな。もしかして貰ったのかな?)」
すりすり
「みあ~~··くぁ」
(龍なのに猫だな)
パタパタ
「どこにいるの?」
「くあ!」
ぼわっ
「わっ!(火噴いたよ!!)」
「あっ。そこにいたんだ···シグマさん!」
「あ、こんにちは天音」
「今日も話に来てくれたんですか!」
天音の笑顔は凄く懐かしい気持ちになる
「そ··そうだね、今日は天音に教えるよ」
私の素性を
✿✿✿
「私は元人間なんだ。それを主様に拾って頂いた」
「·····」