第12章 たんどら
夢を見た
「ーーー」
ひやっ
「···冷たい···けど···優しい」
「ーーーー」
「私は···」
ーーー···
ふわっ
「幸せだよ···夢?」
いつの間にか寝ていたみたいだ。
体はまだ熱い。けどちょっとは楽
キョロキョロ
「天音··?」
好いた人の名を呼ぶ。が気配がない
(··まさか···まだ夢?)
ぐるぐる
(この部屋は私が作り出した夢で···ドアの向こうはまた····!)
ガチャ
「あっ起きましたか?シグマさん」
ドアの中から天音がいた
ほっ
「よかった···。」
「怖い夢見たんですか?」
「怖いよりは···」
キュッ
「···シグマさん」
「幸せな夢だったよ」
ーーーーー·ーーー
ガチャ
「支配人、確認お願いします」