第12章 たんどら
ぶしゅーー···。
「私が治るまで···私の····"天音"でいてください···///」
「はっ····はい//」
ぱあ
「ありがとう!···その」
「どうしました?」
「~~···たくさん、甘えていいかな?」
「勿論!」
「私は幸せ者だよ··好いた人といられる···ごめん!///」
「私も幸せ者ですよ···///」
ぽじゅ~~··。
「頭が、あつい」
ばたんきゅー
「シグマさん?!熱が上がってる!」
幸せ者だ
天音が私の額に、冷たい何かを乗せて
手を握って、歌をうたってくれてる
それだけで私は幸せなんだ
だけど···。
本音を言うなら、
時たまだけど
一緒に寝てる時にしか見られない。
君の顔も私は好きだな