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【TWISTED-WONDERLAND】夢物語ヒロイン!

第7章 【真紅の暴君】後編


トレイ
「リドル!!」


ユウ
「リドル寮長!!」


私は痛む頭も気にせずに、トレイ先輩に抱えられたリドル寮長の肩を掴んで、声の限り叫んだ。


トレイ/ユウ
「リドル!!!/リドル寮長!!!」


ただただ、トレイ先輩と一緒に、リドル寮長を呼んだ。


その時、リドル寮長の手が僅かに動いて……


リドル
「……はっ!!」


リドル寮長は目を覚ました。


エース
「あ、目ぇあけた!」


ユウ
「あっ、よ、よ……良かったぁ〜〜!!」


ちゃんと目ぇ覚ましてくれた〜〜!!


ケイト
「ハァ〜……マジ、もう起きなかったらどうしようって超焦った……」


リドル寮長は、トレイ先輩に支えられながらゆっくりと体を起こす。


リドル
「はぁ……はぁ……、ボクは……一体……?」


トレイ
「それは……」


クロウリー
「ローズハートくん!」


トレイ先輩の声を遮って駆けつけたのは、ハーツラビュルの人達を避難させてた学園長。


学園長は、一目散にリドル寮長に駆け寄ると、彼の状態を確認した。


クロウリー
「ああ良かった。正気を取り戻していますね」


ユウ
「もう!遅いですよ、学園長!」


クロウリー
「なんて酷い言い草でしょう!これでも生徒の避難を安全かつ迅速に済ませて来たんですよ」


ユウ
「それはありがとうございます!」


学園長に当たるのは違うって、わかってる……わかってるけど!


来るの遅ェ!!って思うのは止められなかった。


リドル寮長は、まだ混乱した様子で私達の顔を見回す。


リドル
「……ボクは……」


トレイ
「今は何も考えなくていい。寝てろ」


エース
「あーあー、そうやって甘やかすから、ちょっと怒られただけで暴走とかするんすよ!」


ユウ
「エース、文句は後でも良いじゃん……」


エース
「いーや、今言うね」


優しくないな!


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