• テキストサイズ

【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第67章 *最高潮ビート*






グリム『い、1票差だとぉ~~~!?たった1票差で優勝を逃したら、悔しくて爆発しちまいそうなんだゾ!』


『大丈夫だよグリム。ヴィルさんたちは..負けない。いっぱい頑張って、ツラい思いもして..それでも最後は誰よりも輝いてた』


ユウ『信じよう』





?『全国から集まった、実力ある学生たち。その歌声は、ダンスは、どんな宝石にも負けない輝きを放っていました。全てのチームに優勝トロフィーを進呈したいところですが、涙を飲んで発表させていただきます。

ボーカル&ダンスチャンピオンシップ。世界一の栄冠を手にする、優勝校は...』


その場の全員が固唾を飲んで見守る中、自らの鼓動さえも聞こえるような痛いほどの沈黙が流れる



ユウ『(焦らさないで早く結果を..!!)』


『(お願い...みんなを、ヴィルさんを1番に..!)』


先ほど感じた嫌な予感を振り払うように必死に願いながら結果を待つ


ドラムロールが鳴り始め、余裕の表情をしていた選手たちも全員顔を強ばらせる





























?『ロイヤルソードアカデミーです!!』















アナウンスの声は無情にもナイトレイヴンカレッジではなくロイヤルソードアカデミーの名を高らかに告げた


わあああああ!!!!



ロイヤルソードアカデミーの優勝に観客席からは、彼らに投票したであろう生徒や一般客たちがスタンディングオベーションで勝利を称えた


?『そして第2位は、ナイトレイヴンカレッジ!1票差で惜しくも優勝を逃してしましたが、高い歌唱力と技術力で圧巻のステージを見せてくれました』


『『『....』』』


優勝を逃したヴィルたちは、ショックのあまり全員その場で固まったかのように動けなくなっていた




グリム『ふなぁ~~~~!!??オレ様のツナ缶富豪の夢があ~~~っ!!』


ユウ『嘘...負けちゃった..?』


涙目になったグリムが敗北の悔しさにその場で干物のように項垂れ、ユウは信じられないというように瞳を揺らした


ユウ『レイラ..?』


誰よりも彼らの勝利を願っていたレイラが心配になり、そっと隣に顔を向ける


『....どうして..』






/ 1858ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp