第4章 *覚醒ストレンジャー*
学園長『この学園に入学できるのは闇の鏡に優秀な魔法士の資質を認められた者のみ選ばれし者は扉を使って世界中からこの学園に呼び寄せられる』
学園の事をクロさんが話してくれてるけど、私は別のことが気になって気になってしょうがなかった
ママから聞いた話だったら、この学校は男の子専用で女の子は入れない....
だったら何で私は馬車の迎えが来たんだろう....
ま、いっか。何か意味があると思うし、そのうち分かるよね
それにしてもクロさん、私が女の子だって気づいてるのかな?上は制服だけど、下は普通にスカートだよ?
そうこうしてるうちに大きな扉の前まで来ていた
~鏡の間・入学式会場~
中に入ると想像以上にいっぱい人がいた
『人がいっぱいだね、ユウ』
ユウ『う、うん...ビックリしたよ』
周りがザワザワしてる。やっぱり女の子がいるの珍しいよね
ちょっと怖くなってユウの手を握ると、ちょっと赤くなりながらも握り返してくれた。嬉しい
すると突然クロさんに鏡の前へと押し出された。なんだろうと思っていると目の前の鏡が喋り始めた
鏡『汝の名を告げよ』
『えっと、レイラ・フィリアス...』
鏡『汝の魂の形は..うぅむ..』
凄く考えてる鏡さん。なんかごめんね...
鏡『.....形はない』
『え?』
鏡『汝の魂は決まった形がない。だがそれはあらゆる魂の形に変えられるということ。周りの環境次第でいくらでも変わる。よって、好きな寮を選べ』
ザワザワがおっきくなった。変な答えだったのかな..
みんなの目線がいっぱい集まってる。やだな..
次に見てもらったユウの魂の形は、"分からない"だった。違う世界から来たユウだし、そうなっちゃうよね
私たちの結果にクロさんまでもが慌ててる
そんな中、隙をついた猫さんがクロさんの鞭から逃げ出した
グリム『そこのニンゲンと違ってオレ様は魔法が使えるんだゾ!だから代わりにオレ様を学校に入れろ!魔法ならとびっきりのを今見せてやるんだゾ!』
そう言うと猫さんは、さっきの青い炎をまたブワァっと吐いた。周りから色んな声が上がる中、炎は私たちの方まで迫ってきた
?『危ないっ!!』