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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第52章 *ポムフィオーレ寮編~美貌の圧政者~学祭スタンバイ*






ナイトレイブンカレッジ・1-A教室



教室についたユウは早速席に座ると、今まで自分が夢で見てきた不思議な出来事を全て話した


エース『オンボロ寮の鏡の中に、グレート・セブンが映る夢ぇ?まぁ、毎日グレート・セブン像を見てるわけだし、夢に出てきてもおかしくない気はするけど』


ユウ『なんか、映画に入り込んだようなリアルな夢なんだけど..夢の中の彼らは、伝説と少し違うんだよね』


デュース『僕も魔法史の小テストの前には、寝ながら偉人の名前を唱えていたが..話を聞くに、そういうことじゃなさそうだな』


ユウ『更にね、丸い耳をした"ミッキー"が鏡の中に現れてね』


エース『えぇ~、こわっ!!誰その"ミッキー"って』


デュース『この学園では聞いたことない名前だな..』


『....』


エース達が夢ではなく現実に鏡越しに出会った"ミッキー"と呼ばれる人物について話している中、レイラは1人俯きながらユウの袖を摘まんでいた


得体の知れない焦りや不安が押し寄せ、どうしようもない程心が苦しく締め付けられる感覚に、ユウの腕にすがりついた


ユウ『レイラ、どうしたの?大丈夫?』


グリム『具合悪いのか?』


『...ううん、大丈夫。ちょっと眠いだけ』


デュース『休み明けだからな。気持ちは分かるぞ』


エース『今日から授業再開するし、ゆっくりでいいから慣れていこうぜ』


『ん...』


すがりついたままのレイラの頭を撫でると、エースは先程の"ミッキー"の話へと話題を戻した


エース『今度鏡に"ミッキー"が現れたら、学園長からもらったゴーストカメラで写真撮ってみれば?あれって、魂の形を写す魔法道具なんだろ?相手がゴーストでもバッチリ写るはずじゃん』


デュース『なるほど、写真があれば"ミッキー"が何者か突き止められそうだな』


グリム『犯人が分かったら、ユウに踏まれた尻尾の慰謝料としてツナ缶請求してやるんだゾ!』


エース『ま、何も写ってなかったらユウが寝ぼけてただけってことになるけど~』





~~~♪



ニヤニヤとからかうように意地の悪い笑みを浮かべると、教室のチャイムがホームルームの開始を告げるように鳴り響いた









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