第5章 *登校プレッシャー*
エース『そんなぁ...』
デュース『ちくしょう..何やってんだ俺は..母さんに何て言えば..』
学園長『そうだ、1つだけ1つだけ、シャンデリアを治す方法があるかもしれません』
エース・デュース『『えっ!?』』
学園長『このシャンデリアに使われた魔法石は、ドワーフ鉱山で発掘されたもの。同じ性質を持つ魔法石が手に入れば、修理も可能かもしれません』
デュース『僕、魔法石を取りに行きます!行かせてください!』
学園長『ですが、鉱山に魔法石が残っている確証はありません。閉山してしばらく経ちますし、魔法石が全て掘り尽くされてしまっている可能性も高い』
デュース『退学を撤回してもらえるなら、何でもします!』
学園長『..いいでしょう。では一晩だけ待って差し上げます。明日の朝までに魔法石を持って帰ってこられなければ君たちは退学です』
デュース『はい..!ありがとうございます!』
エース『はーぁ、しゃーねえ、んじゃパパッと行って魔法石を持って帰ってきますか』
学園長『ドワーフ鉱山までは、鏡の間の扉を利用すればすぐに到着できるでしょう』
デュース『はい!』
グリム『ハッ!な、なんだぁ..?オレ様は一体何を..』
『みんなでお出掛けだって』
ユウ『何か違う気がするけど..とんでもないことになっちゃったな』
ナイトレイヴンカレッジ・鏡の間
五人は、シャンデリアを直すための魔法石を取りにいくため、魔法石があるとされるドワーフ鉱山へと転送するために、鏡の間へと集まった
エース『あ~あ..なんっでこんな事になっちゃったかなぁ..ついてなさすぎ..』
デュース『ぶつぶつ言ってる時間はない、行くぞ!闇の鏡よ!僕たちをドワーフ鉱山へ導きたまえ!』
デュースの声に反応し、目の前の鏡は光を放ち、その光は五人を鏡に引き寄せるように広がっていった