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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第5章 *登校プレッシャー*




慌てて駆け寄るユウ達。エースは無傷だったが、グリムはショックで目を回していた


そんなグリムをレイラはヒョイっと抱き上げ、埃をパッパッと払ってやり、ギュッと抱き締めた


『モフモフ..』


ユウ『え、それ今?』


デュース『し、しまった!捕まえた後の着地のことを考えてなかった..!』


エース『おっま..バッッッカじゃねの!!!???』


『デュース、危ないことはダメ』


デュース『わ、悪い..』


エース『グリムは捕まえたけど、シャンデリアぶっ壊したのが学園長に知られたら..』


四人の視界には粉々になったシャンデリア。全員バレたときの事を想像して冷や汗がでる


だがそんな四人の背後に恐れていた人物が姿を表した





学園長『知られたら..何ですって?』





エース『あ..学園長..』


『オワタ』


学園長『あ~な~た~た~ち~は~~~ッ!一体何をしているんですか!!!』


グリム『ふにゃぁぁぁ..目が回るんだゾ~~』


学園長『石像に傷を付けただけでは飽き足らずシャンデリアまで破壊するなんて!もう許しません、全員即刻退学です!!』



『『えええええ~~っ!!??』』


デュース『そんな!どうかそれだけは許しください!俺はこの学校でやらなきゃいけないことがあるんです!』


学園長『馬鹿な真似をした自分を恨むんですね』


デュース『許していただけるなら弁償でも何でもします!』


学園長『このシャンデリアはただのシャンデリアではありません。魔法を動力源とし、永遠に尽きない蝋燭に炎を灯る魔法のシャンデリア。伝説の魔法道具マイスターに作らせた逸品です。

学園設立当時からずっと大切に受け継がれてきたというのに..歴史的価値を考えれば、10億マドルは下らない品物ですよ。


それを弁償できるとでも?』


予想もつかない弁償金にデュースは驚愕に目を見開いた


デュース『じゅ。10億マドル..!?』


エース『で、でもさ、先生の魔法でパパっと直せちゃったりとか..』


学園長『魔法は万能ではありません。しかも、魔法道具の心臓とも呼べる魔法石が割れてしまった。魔法石に2つと同じものはない。もう、二度とこのシャンデリアに光が灯ることはないでしょう』






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