第25章 *閑話カームデイ4 ~エーデュース~* 注:裏表現
サバナクロー寮編終了後
〔レイラ〕
『お泊まりお泊まり~♪』
グリム『すげぇ楽しそうなんだゾ』
『だってハーツラビュル寮にお泊まりだよ?楽しみ...』
ある時気まぐれにハーツラビュルに泊まってみたいってエース達に言ってみたら、凄く嬉しそうに"良いよ"って言ってくれた
寮長のリドルさんからも"是非来るといい"とお許しが貰えたから、ユウやグリムを連れて行こうとしたんだけど
リドル『但し、レイラ一人だけの外泊が条件だよ』
って言われちゃった。何で?って聞いたら"寮をがら空きにするのは良くないことだ"って言ってた。ゴーストさんもいるのになぁ...
ユウ『うぁ"ぁぁぁぁ~っ!!!レイラがいなくなる~嫁に行っちゃう~僕も行ぐ~!!!』
グリム『オレ様もハーツラビュルに行きたいんだゾ!何でリドルはレイラしか許可しなかったんだゾ!?』
ユウはさっきからこんな感じで泣きながら抱きついて離れないし、グリムはムスッとしながら肩に乗ってる。もうすぐエース達がお迎えに来てくれるから離してほしい
『ユウ、グリム、元気だして...?』
ユウ『うぅ...ぐすっ...レイラは僕達がいなくて寂しくないの?』
『寂しいよ。でもエース達が側にいてくれる。それに1日だけだから、明日には帰ってユウの腕の中にいるから。グリムにはツナ缶買ってきてあげる』
ユウ『...分かったよ...その代わり明日はすぐに帰って僕と一緒にいて』
『ん、約束する』
グリム『う"~今回ばかりはそれで手を打ってやる』
『ありがと』
エース『おーっす、迎えに来たぜレイラ』
デュース『さぁ一緒にハーツラビュルに行こうか。荷物は僕が持とう』
玄関の扉を開くと、いつもより上機嫌な二人が手を差し出してくれる
ユウ『二人とも...くれぐれも、くれぐれも!レイラに手を出さないでよ』
エース『さぁ?それはどうだろ~な?』
デュース『"そういうこと"に関しては僕たちはライバルな訳だ。遠慮はしないと言っただろ?』
二人とも悪い顔...
『ユウ、グリム、行ってきます』
二人の手をとって玄関をでると、後ろからユウの"行かないでぇぇぇ"の声を聞きながらオンボロ寮を出ていった