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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第110章 *終曲ディアソムニア*





本当ならありえない現象に悩ましげに唸っていると、ふとレイラはもう1つありえない現象に遭遇したことを思い出した



『あ...あのね。ツノ太郎と戦っててシルバーさんが危ないってなった時、私が投げたものでツノ太郎がビックリしたことあったでしょ?』


シルバー『あの時のことは本当に感謝している。お前が助けてくれなければ、俺はあのまま焼き尽くされて、今ここに立っていられなかった』


マレウス『あれにはかなり驚かされた。すぐに砕けてしまったが、結局あれは何だったんだ?僕の見立てでは妖精の加護のように見えたが..』


『ん。あれはね、私のお家の近くにいる妖精さんから貰ったネックレス』


リリア『しかも、あの気難しいで有名な鉱石の妖精からじゃぞ』


マレウス『ほう。珍しいこともあるものだな』




『でも、ほんとはそれだけじゃないの。あと2つ一緒に投げたんだけど...リィさんの夢の中で貰った妖精さんたちのお守りだった』





リリア『なんと..!もしや花の腕飾りと布で巻かれた板状のお守りか?』


『ん』


セベク『そんなことがありえるのでしょうか...?』


マレウス『本来なら起こり得ない現象だが、お前の特異体質が何らかの作用を引き起こし、夢で得たものや記憶を持ち帰ってしまった..ということか。現にあの時、僕の攻撃を止めたあの力には、はっきりと複数の妖精の魔力を感じていた』


シルバー『きっと、お前の"強い願い"が奇跡を呼んだに違いない。本当にすごいな』


『..でも、せっかく貰ったのに壊れちゃった。妖精さんたち、怒ってないかな?』


リリア『あれは元よりおぬしを守るために渡されたものじゃ。あそこでマレウスを止めなければおぬしもただでは済まなかった。結果的に役目を果たしたことで砕け散ったのだから、誰も咎めたりはせんよ』




落ち込む背中をトントンと叩いて慰めてやっていると、突然レイラとシルバーの手を取り重ね合わせた



シルバー『親父殿?』


『リィさん?』


リリア『おぬしもレイラに用があったんじゃろ?わしらはここで待っているゆえ、したいことや伝えたいことがあるなら好きにしてくるがよい』


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