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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第109章 *ツイステ7章 ー最終戦ー(現実世界)*





我先にと鏡へ飛び込んでいったクロウリーを追って、リドルたちも次々と寮の外へと出ていく。そんなクロウリーに"最悪で草"と小馬鹿にして笑うと、戦場に残った2人の元へ向かい切り開かれた茨の中を進む


ジャミル『イデア先輩!ユウとグリムとレイラ、それからリリア先輩が建物内に囚われています!』


ヴィル『傷つけられてはいないはずだけど、必ず救出しなさい。いいわね!』




イデア『あー!注文とやることが多い!全部あのイナズマ坊やを大人しくさせてからだ!』


去り際の言葉に顔をしかめつつ2人の元に辿り着きマジホイから降りると、すっかりその姿を変えたマレウスの圧に一瞬体が強ばる


マレウス『ふっ..僕を大人しくさせると言ったか?夢から醒めたというのに、相変わらず現実が見えていないようだ。か弱く脆い人間風情に、一体何ができる?』




イデア『ひひっ!そうやって最強魔王ヅラしてられるのも今のうちですぞ。



対ドラゴン用決戦アームズ、ボックス展開!』



高らかに叫び運んできたボックスのロックを解除し蓋を開けると、電子の光に包まれた剣と盾、そして鎧がその時を待っていたかのように鮮やかに色づく


?『コード:ダイモノマキア 全魔導回路を解放。充電率100%。操縦者認証。アームズの安全装置のロックを解除。


アレテイア・ブレード

ディケー・シールド

ハルモニア・フレーム01.02を起動します』



搭載されたアナウンスの声で鎧が浮き上がると、2人の体へ吸い込まれるように纏うとその形を変え始める





シルバー『ミスティウムの鎧が、体に沿ってみるみる形を変えていく。持ち主の魔力によって形を変えるとは聞いていたが...


白銀に輝く鎧。これはまるで、夜明けの騎士の..!』




セベク『僕のものは夢の中でお祖父様に頂いた王宮近衛兵の鎧にそっくりだ!再びこの身に纏えるとは!』





持ち主の魔力によって変化する鎧。夜の眷属に祝福を受けていても、その血に流れる夜明けの騎士の魔力が、シルバーの姿を在りし日の彼と瓜二つを思わせる白銀の姿へと変わる


一方セベクは夢で出会った祖父から授けられた、茨の国の王宮近衛兵の証である深緑の鎧に再び身を包んでいた



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