• テキストサイズ

【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第109章 *ツイステ7章 ー最終戦ー(現実世界)*





















ユウ『誰かが怒ってる...』





モヤのかかった景色の向こうに怒声が響く。視界が晴れてくると、城の塔の上に随分前の夢で見たマレフィセントと呼ばれた黒い魔女が杖を掲げていた


先から放たれた魔法は悍ましい魔力を帯びて空を覆い、暗雲となり眼前の城に向かって飛んでいく。やがて上空を包まれた城に大量の雷が降り注ぎ、被雷した地面からいくつもの茨が生え城を包んでいく


それでも何かに阻まれた魔女はついに、自ら戦地に降り立ち真の姿を表した


夜の闇よりも深い黒に染まった巨大なドラゴンへと変化すると、剣と盾を持った青年へと襲いかかる






ユウ『誰かが彼女を招待してあげていれば...』

















ディアソムニア寮・談話室



夢の世界が崩壊し賢者の島を包んでいた魔法領域が解除されたことにより、談話室を包んでいた魔力を帯びた緑のベールが消えていく。夢に囚われていた意識が現実に戻り、静寂の中でシルバーたちは次々と目を醒ました




シルバー『.....うっ....?』


セベク『んんっ..ここは...?』


グリム『ぷ〜...ぷぅ〜......ふがっ?オレ様、なんでディアソムニアの床で寝てんだ?』


ユウ『...いっ、たぁ..変な体勢で寝たから首が..って、そんなこと言ってる場合じゃない!みんな早く起きて!!』







ゴゴゴゴゴゴ....!!!









グリム『ふなっ!?なんだ?地震か!?』





ビー!ビー!ビー!



オルト『半径10m圏内にブロット濃度の急速な上昇を感知。緊急魔法災害警報を発令。早期避難、および予防措置を推奨します』


オルトの発令した警報に一気に緊張感が高まる。凄まじい魔力の反応にゾクッと背筋が震え、その恐ろしい気配を放つ方へと振り向くと、怒りに震えるライムグリーンの瞳がこちらを射抜いていた


セベク『あ、あ、ああ..!』


『『マレウス様っ!!』』











マレウス『愚かな人間どもめ..僕に逆らったことを後悔するがいい!』









/ 2232ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp