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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第108章 *ツイステ7章 ー最終戦ー(夢世界)*





怒りを表す真っ赤な炎をその身に纏わせながら、イデアたちは闇の軍勢を差し向けるマレウスへと立ち向かう。これまでの道のりで体力も魔力も有り余る3人に対し、マレウスは追い込まれ呼吸を乱しているが、それでも未だにこちらを夢に呑み込もうと抵抗をやめる気配を見せようとはしなかった






イデア『ねえ、マレウス氏。実はもう気づいてるんだろ?自分が善き王様じゃなく..悪の支配者になっていることに!いい加減現実に目を向けて、僕たちをこの牢獄から解放しろ!』


マレウス『ふっ、ふふふ...ははは!現実に目を向けろだと?お前こそ、現実を見たらどうだ?僕の祝福を失えば、亡者の大軍も、万能の力も失い、お前はただの非力な人間となる。それが分かっているのか?』


イデア『その非力な人間に出し抜かれて、ボロボロになってるのはどこの誰だっけ?悪いけど、追い詰められた悪役の言葉なんてちっとも響きませんわ』


マレウス『人間風情が...思い上がるのも大概にするがいい。


いいだろう。そこまで言うのなら、僕の本当の力を見せてやる。




思い知れ....悪の力を!』











バキバキバキ...っ!!!!











オルト『見て、兄さん!空に亀裂が..!』


イデア『マレウス氏の作り出した夢の世界が..魔法領域が、崩壊する!』






















『!....来る』






夢の崩壊。それはいつもの個人の夢の終わりではなく、この夢の世界に囚われていた全員を囲っていた全ての夢の終わり


夢という鳥籠からの解放は、終わりのない戦いの1つの終幕と現実世界への帰還を意味していた


それは同時に、戦いの幕が現実世界へと移り、本当の最終決戦が始まる合図





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