• テキストサイズ

【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第108章 *ツイステ7章 ー最終戦ー(夢世界)*





ここから何が起こるのかは全く想像もつかず、待ち受ける戦いに恐れが全く無いというわけではなかったが、レイラの存在や言葉を伝って大勢の思いが届くようで、その胸には覚悟の炎が燃えていた


『『では、現実で..また』』


『またね...』


最後に固い握手を交わして、背を向けたシルバーとセベクは電子の光に包まれ消えていった










イデア『それ死亡フラグ〜..みたいなことはさすがにこの状況で言わないほうがいいよね』


ユウ『それ僕も思いましたけど、ここで言うのはさすがにアウトです』






ーーーーーーーーーーーーー






イグニ寮生A『寮長..いえ、イデア特務司令官!頼まれていたバグ修正、終了しました』


イグニB『ポムフィオーレ寮生、回復完了。すぐに出撃可能です』




イデア『いや...次は、拙者が出る。オルト、準備はいい?』



シルバーたちを見送り感慨に浸る間もなく、すぐに次の討伐戦の準備が始まる。自ら出撃を申告したイデアは寮服に着替えると、待っているであろう弟へと呼びかける


オルトもそれを予想していたのか、兄に呼ばれるときを待っていたように応じるとその姿を表した



オルト『もちろん!いつでも行けるよ、兄さん』


イデア『回復やバフの付与は今まで通りユウ氏とグリム氏とレイラ氏に。寮生(君)たちにはバグの修正対応。S.T.Y.Xや他寮との情報伝達など、討伐イベ本部の運営を一時的に任せる』


『『『了解!』』』


グリム『もう慣れたもんだ。オレ様たちにどーんと任せとくんだゾ!』


ユウ『オルト、くれぐれも気をつけて..頑張って。陰キャ先輩はオルトの足引っ張らないようにちゃんと役に立ってくださいね』


イデア『勿論そのつもりだけど、見送るときくらい"頑張ってください"でいいのに、なんでそんなに態度変わらないの?この人。逆にすごい..』




『お月さま、オルト』


イデア『ひょ..』


相変わらず自分を妙に毛嫌いしている態度に、苛立ちよりも感心が勝り逆に安心してしまっていると、柔らかい小さな手に自分と弟の手が握られていることに気づく


/ 2232ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp