第108章 *ツイステ7章 ー最終戦ー(夢世界)*
イグニ寮生A『せ、せ、先生とオルトから事情は聞き申した..へ、弊方、古代呪文語と魔導エンジニアリングの心得でしたら、少々..デュフッ』
イグニ寮生B『自分は、ネットワークセキュリティ系の資格持ってます!ていうかこれって..オタクなら誰でも憧れる司令部の椅子で指示出す人の役じゃないすか!?』
イグニ寮生C『それな!まずこの背景、かっこよすぎか?某ロボットアニメの司令本部みたいでテンション上がる!
あ、俺は英雄の国の魔導舗装具の企業にインターン行く予定だったんだ。だから、装備系の調整は任せてくれ』
イデア『た、た、助かる〜!!』
常に時間との戦いの中で、3つ4つ物事を並列にこなしていたイデアにとって、この3人の登場は有り難い以外の何物でもなかった。しかも全員が求めていた仕事の代役を任せられる経験者や実力者で、まさにうってつけの助っ人
イデア『じゃあ、君はバトルマップで頻出してるこのバグの修正頼める?君はサーバーの魔導回路のログをチェックして不正アクセスブロックして!で、君はシルバー氏とセベク氏の装備品の調整サポートヨロシャス』
『『よろしく頼む!』』
即座に仕事を割り振りると、3人は道中オルトから説明を受けていた甲斐もあり、すぐに構成とシステムの内容を理解し作業に取り掛かり始めた
オルト『どう?少しは余裕が出来そう?』
イデア『流石はオルト。最高のサポートっすわ。これならまだまだ戦えそうだ!』
ワンオペだった作業を役割分担できる助っ人たちのおかげで、すっかり元気を取り戻したイデアは嬉しさのあまり、レイラを抱えている腕を少し強めた
『うきゅ...んふふ、お月さま元気になってよかった』
イデア『...あ..ね、ねぇヒロイン氏?ちょっと今からやりたいことあるんだけど、い、いい?』
『ん?なぁに?』
イデア『さ、先に言っておきますが結構気持ち悪いことするんで、嫌だったら...絶対嫌だと思うけど、もしあれだったら殴っていただいても全然おkなので』
『???ん、分かった........んぅ?』
分からないまま頷くと、しっかりと膝に抱え直され片手だけだった腹に両腕が回り込みガッチリと保定してくる