第108章 *ツイステ7章 ー最終戦ー(夢世界)*
『んふふ。ルクさん、エペルも気をつけて。
私たちの女王様を、ちゃんとエスコートしてね?』
ルーク『ウィ。勿論だよ愛しき兎の君。
...それでは、お手をどうぞ。我らが美しき女王。王子様をお待たせしてはいけない』
ヴィル『ポムフィオーレの美しき女王..上手いこと言うじゃない、さすがアタシの狩人ね』
目指すは最奥で待つ黒きドラゴン。恭しく差し出された手を取り漆黒のマントを靡かせながら、ヴィルを筆頭にポムフィオーレ3人組は魔王への道のりを歩みだした
ヴィル『さあ、行くわよ。ポムフィオーレの美しさと強さ、見せつけてやりましょう』
ーーーーーーーーーーーーー
かくして"マレウス討伐レイド戦"は、ポムフィオーレの出撃を皮切りにスタート
オーバーブロットフォームのヴィルは、イデアの言う"最強の自分"の謳い文句通りに現実の何倍もの力を発揮した。途中でレイラたちによるバフや回復コマンド支援を受けながら、順調に最奥で待ち受けるマレウスの元へと辿り着いた
それでもマレウスを倒し切ることは叶わず、途中でイデアの判断により、形勢不利になる直前にマレウス次のバトルステージへと強制転移、ヴィルたちは休憩エリアに移行した
イデア『これでよし..っと。マレウス氏のHP残量は..うぐっ、まだこんなにある』
オルト『まだ最初の1面だよ、兄さん。頼りになるSSRはまだまだたくさんいる』
イデア『そ、そうだね。それじゃあ次に出撃してもらうのは...』
ピロン
イデア『おっと。もしかして、頼んでた素材が見つかったって知らせかな。
…って、このアカウントは!!』
モニターで通話相手のアカウントを見た途端、イデアは目を見開き、心臓がキュッと縮まる。既に通話許可ボタンを押してしまっていたため、その人物のホログラムがでかでかと表に浮かび上がった
主任『やっと繋がった!イデくーん!ママだよ〜!』