第108章 *ツイステ7章 ー最終戦ー(夢世界)*
『だから、みんなが戦ってるときはここでちゃんとお休みするって決めた。もし、私もツノ太郎と戦うときが来てもちゃんとできるように…その時が来るまで、みんなのことしっかりお手伝いするから。
だから.....頑張って。みんなならツノ太郎にだって負けない。今までのやなこと、全部ぶつけちゃえ』
ヴィル『....レイラ。あんたが今体調不良で満足に動けずに、イデアのところで休んでるってのは分かったわ。その中でアタシたちのサポートをしてくれることはとても有り難い。
..でも。なに自分は何もしない、できないみたいな事言ってるの?』
『え?』
ヴィル『どうせあんたのことだから自覚ないでしょうけど、ここにいる全員、もれなくあんたに救われてるし感謝してるやつばかりよ。アタシに関しては大きな借りだってある。
何もできない?冗談言わないで。寧ろ沢山してくれてばかりじゃない』
ジャミル『ヴィル先輩の言う通りだ。お前は自己評価が低すぎるせいで、自分が今までどれだけ多くのことを成したか気づいていない。まったく..相変わらず難儀な性格だな』
アズール『謙虚は美徳と言いますが、レイラさんの場合は単純に自信の無さから来るもの。ならば僕たちがかける言葉はただひとつですね』
レオナ『ああ。珍しくてめぇらと意見が合致したみたいだ。
いいか?そのよく聞こえる耳を澄ましてちゃんと聞け』
『『『『ふざけたこと言ってんじゃねぇ/言わないで/言わないでください/言うな』』』』
『!!へ..?』
突然の説教にポカンとしていると、思わず出た間抜けな声にモニターからクスクス笑い声が聞こえてくる。恐らく彼らの周りで聞いていたラギーやジェイドたちの笑い声だと気づくが、今は何故怒られたのかという方が気になって仕方なかった
『あの、ごめんなさい?』
ヴィル『そうじゃなくて、あんたはもっと自信を持ちなさいってこと。まったく..そういうことも含めて、マレウスを倒して現実に戻ったらしっかり鍛えてあげるから覚悟しなさい。
それと..アタシたちだけに任せていいの?あんたにだってマレウスをぶん殴る権利があるのよ。せいぜいその時までに、気持ちいいのが決まるように力を溜めておきなさい』