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【ツイステ】黒兎は駆け巡る

第108章 *ツイステ7章 ー最終戦ー(夢世界)*







『『『『えぇええええええーーっ!?』』』』



 

まさかの教師ではなく同じ生徒として通う、しかも同じ寮の先輩が父親という普通ではありえない驚愕の事実に、モニターから叫びに近い声が響き渡る





カリム『マジかよ!?リリアって子持ちだったのか!!』


ルーク『セリュー!? だが、君たちは耳の形は...ああ、そういうことか』


シルバー『俺たちに血の繋がりはない。リリア先輩..親父殿は孤児である俺を拾い、育ててくれた養父だ』


エペル『じゃあ...親子で同じ学園に通って、寮生活してるってこと?』




シルバー『知っての通り、リリア先輩は魔力..否、生命力が尽きかけ..学園を中退し、遠方へ移住する予定だった。マレウス様は、その運命を捻じ曲げようとしておられる。今、マレウス様の目は悲しみで曇り、平時の優しく冷静なお心を失っている状態だ。


俺は..俺たちは、何としてもマレウス様をお止めしたい』




ヴィル『...なるほど、そういうことだったの。マレウスが優しくて冷静って部分はちょっと引っかかるけど。まあ、今の彼が正気じゃないのは確かね』


ルーク『愛する者を失う恐怖..竜の君の気持ちは、痛いほど理解できる。しかし..今の彼を見れば、リリアくんはきっとひどく胸を痛めるだろう。愛ゆえの選択が哀しきすれ違いを生むなんて...まさに悲劇だ!レ・ミゼラブル!』


エペル『勝手に僕の幸せを決めつけられることに腹が立って、戦うって決めたけど..今の話聞いだら、ますます負けらんねぇべ!...かな?』





思わず方言が飛び出し、慌てて隣に立つヴィルの視線から逃げるように口調を戻すと、特にお咎めすることなく"エペルの言う通りね"と頷いた


ヴィル『何より、マレウスのやり方は歪んでいて美しくない。目の覚めるような、きついお仕置きが必要ね』


シルバー『..みんな、恩に着る』


ルーク『君にお礼を言われることはなにもないよ。だって私たちは全員...』




ヴィル『マレウスを一発殴りたいから、ここに集まっただけだもの』









イデア『えー、ではバトルへの意気込みも十分高まったところで...って思ったけど..



そこで喋りたそうにソワソワしてるヒロイン氏。何か言いたいことがあるなら、今言っといてくれる?』




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